「規定」と「規程」の違い
各種の法令等に使われる、「規定」という単語と「規程」という単語。
この2つの単語は、ほとんど同じような場面で使われ同じ発音をしますが、実はその意味には違いがあるのです。
広辞苑によると・・・
「規定」は、以下のように書かれています。
法令の条文として定めること。また法令の個々の条文。
これに対し「規程」は、以下のように書かれています。
法令。一定の目的のために定められた一連の条項の総体をいう。
つまり・・・
一言で言うと、「規定」の集まりが「規程」です。
(例)民法には、法定相続人を定めた規定がある。
(例)不動産登記法は、不動産登記の手続きを定めた規程である。
とても細かい話ですが、この違いを知ってスマートに使い分けてみてはいかがでしょうか。